ディズニーのアニメ映画『わんわん物語』の実写版が製作されることが決定!ヒロイン・レディと野良犬・トランプ役の犬が発表されました。
この記事では実写版の主役犬たちと、アニメ版でレディの正式設定である犬種「アメリカン・コッカー・スパニエル(American Cocker Spaniel)」について調べてみました。
目次
実写版映画『わんわん物語』が「Disney+」に登場!
ディズニーが直接運営する動画サービス「Disney+」がアメリカ本国で11月22日にサービス開始、実写版『わんわん物語』がDisney+のコンテンツとして配信されることが決定しています。(劇場公開はされません)
日本におけるDisney+のサービス開始時期はまだ未定ですが、世界各国で順次公開予定とのこと。
本題に入ると、下の画像の左がレディ役の犬で、右がトランプ役の犬。
First Look: See the Canine Cast Starring in the Live-Action Lady and the Tramp Remake https://t.co/AtVYjzDp2B
— People (@people) August 8, 2019
アニメ版と同じく「血統書付きのコッカー・スパニエル」なのかは不明ですが、犬の名前はローズで声は『マイティ・ソー バトルロイヤル』や『メン・イン・ブラック:インターナショナル』テッサ・トンプソンが担当。
トランプ役は保護犬のモンテで、キルシェルター(殺処分場)に預けられていたところを動物愛護団体に引き取られ、映画の動物トレーナーに引き取られたそう。
トランプの声は『ビリーブ 未来への大逆転』などの俳優ジャスティン・セローが演じます。
アニメ版との比較
アニメ版レディはぱっちりした目にフワフワした耳の毛が特徴でした。今回登場するローズも、毛の模様や色もほとんどアニメ版と一致しています。アニメ版に沿って制作されたと思われる首輪も似合っていますね。
一方トランプはアニメ版では短毛種のように見えるのに比べ、実写版では少が毛は長めに。耳の形や色が似ている感じですね。
アメリカン・コッカー・スパニエルってどんな犬?
映画『わんわん物語』に登場するレディは「アメリカン・コッカー・スパニエル」。アメリカで人気の犬種での獅子に広がるウェーブがかった毛が特徴です。
大きさ
体高が34~39cm、体重は10~13kg。柴犬と同じくらいの大きさです。
毛並み
アメリカンコッカースパニエルの毛はウェーブタイプ。「絹のよう」と表現される毛並みは耳、胸、腹、四肢に広がっています。抜け毛が多いものの、飾り毛が美しく全体を彩っていますね。
性格
一般的に穏やかで陽気で人懐っこい性格で、人や他の動物を恐れず友好的であるとされています。愛玩犬に分類されますが元が猟犬だったので、走るのも得意でドッグスポーツにも向いています。
体の色
ブラック、ライトクリーム、ダークレッド、ブラウンの単色または、白+別色の組み合わせのみ認められるようです。
https://twitter.com/WanWanWan8611/status/1050258186995785729
https://twitter.com/coshopepper/status/1023375517364281344
ちなみに主な特徴は同じで体の大きい「イングリッシュ コッカー スパニエル」という犬種も存在し、こちらは体高が38~41cm、体重は12.5~14.5kgほどになります。
愛犬家団体のアメリカンケネルクラブ(AKC)によって、模様も白一色は認めないなど細かなルールが定められました。
アメリカン・コッカー・スパニエルの原産国・歴史
原産国はアメリカですが、もともとはイギリスから輸入されたスペインの猟犬スパニエルから派生した犬種です。イギリスのウェールズ地方でヤマシギ(コッカー)を捕らえていたため、コッカー・スパニエルと呼ばれるようになりました。
1620年のアメリカ初上陸の際に、メイフラワー号の船員が連れていた2匹の犬のうち1匹がコッカー・スパニエルだったといわれています。
そのため、始めは猟犬として飼われていたものの、次第に愛玩犬として飼育されるようになりました。その後、チャールズ2世時代に流行した丸みを持つキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルと掛け合わされ現在の姿になったようです。
『わんわん物語』とは?
1955年(日本では1956年)に初公開されたディズニー製作のアニメ映画で、原題はLady and the Tramp(お嬢様と風来坊)。
ウォルト・ディズニー・プロダクションのスタッフ・ジョー・グラントが自宅にウォルト・ディズニーを招いた際に買っている犬のスケッチを見せたところ「この犬を主人公にしたストーリーボードを作成してはどうか」と言われ、構想が練られたそう。
あらすじ
ニューイングランドに住むダーリングへのクリスマス・プレゼントとしてディア家にやってきたコッカー・スパニエルのレディ。夫妻の愛情を一身に受けていたが、二人に子供が生まれる。レディは変化に戸惑いつつも赤ん坊を見守る。
ある日、夫婦の旅行中にベビーシッターとして猫好きで犬嫌いのセーラおばさんがやってきたため家を飛び出したレディは、野良犬のトランプに助けられる。
生まれも育ちも異なる2匹であったが、やがて互いに惹かれ合うようになる。しかし、レディが保健所に捕まってしまう。
引用:Wikipedia
原題:Lady and the Tramp
公開:1956年8月10日
上映時間:76分
製作国:アメリカ合衆国
配給:大映
製作キャスト
原作:アードマン・ペナー
監督:ハミルトン・S・ラスク 、 クライド・ジェロニミ 、 ウィルフレッド・ジャクソン
企画:ジョー・グラント
脚本:アードマン・ペナー 、 ジョー・リナルディ 、 ラルフ・ライト 、 ドン・ダグラディ
製作:ウォルト・ディズニー 、 ロイ・O・ディズニー
主な出演者(声優)
キャラクター | 原語版 | 日本語版 |
レディ | バーバラ・ルディ | 宝田薫 |
トランプ | ラリー・ロバーツ | 小林桂樹 |
ジャック | ビル・トンプソン 歌:スターリング・ホロウェイ |
三津田健 |
トラスティ | ビル・ボーコム | 鈴々舎馬風 |
ダーリング ・ディア | ペギー・リー | 鈴々舎馬風 |
実写版スタッフ
監督:チャーリー・ビーン『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』
脚本:アンドリュー・ブジャルスキー『ハンナだけど、生きていく!』
製作:ブリガム・テイラー『ジャングル・ブック』
まとめ
動物主演の映画というコトで『ライオン・キング』のような3Dになるのかと思いきや、今回は本物の犬を出演させての製作になるようです。
ただし、アニメ版では普通に会話シーン&ミュージカルパートがあるので、実際にはCGが使われることが予想されます。名作のリメイクという事で、レディ役のローズ&トランプ役のモンテに期待したいところですね。
映画『わんわん物語』が公開されてから日本でも認知されるようになったアメリカン・コッカー・スパニエル。日本ではあまりお目にかからない(自分比)ですが、中型犬なので比較的飼いやすそうです。
日本でのDisney+のサービス開始日は未定ですが、アメリカでは傘下の動画サービスHuluと組み合わせたプランの販売も発表されており、いずれHuluでもこの作品を見れるようになるかもしれません。
2019年11月12日サービス開始のDisney+についてはコチラで解説!↓