中世イングランドの英雄「ロビン・フッド」を題材にした映画『フッド:ザ・ビギニング(原題:Robin Hood)』が日本でも劇場公開決定。
以前にもロビン・フッド物語は何度も映像化されていますが、今作では注目の若手俳優タロン・エガートンが主演を務めます。
製作にはレオナルド・ディカプリオが加わっていることもあり、今秋注目の作品です。
公式サイトはこちらから。
目次
映画『フッド:ザ・ビギニング』の公開日について
日本公開の正式な日程は未発表ですが、2019年10月に映画の公開が決定済み。
配給はキノフィルムズ、全国の映画館で上映予定。
本国アメリカでの初公開は 2018年11月21日で既にBlu-ray、DVDが発売されています。2
映画『フッド:ザ・ビギニング』の主なキャスト
映画『フッド:ザ・ビギニング』の出演者は以下の通り!主なキャストについては下記の通り。
主なキャストについて
- ロビン・フッド: タロン・エガートン
- リトル・ジョン: ジェイミー・フォックス
- ノッティンガムの代官: ベン・メンデルソーン
- マリアン: イヴ・ヒューソン
- タック修道士: ティム・ミンチン
- ウィル・ティルマン/ウィル・スカーレット: ジェイミー・ドーナン
- ギスボーンのガイ: ポール・アンダーソン
- フランクリン枢機卿: F・マーリー・エイブラハム
- ライチャス: ジョシュ・ハードマン
- ペンブローク卿: コーネリアス・ブース
- タイドン: ビョルン・ベングトソン
引用:Wikipedia
ロビン・フッド: タロン・エガートン
役:シャーウッドの森にに住むアウトロー集団のリーダーで弓の名手。
『フッド:ザ・ビギニング』でロビン・フッドを演じるタロン・エガートンはもともとドラマやミュージカル系作品に多数出演していましたが、今作ではバリバリのアクションを披露。
また2019年公開予定の伝記ミュージカル映画『ロケットマン』でも主演を務めています。
リトル・ジョン: ジェイミー・フォックス
役:リトル・ジョンは直訳すると小さなジョンという意味ですが、怪力の大男でロビンと対決した後ロビンの片腕に。
リトル・ジョン役はジェイミー・フォックスが担当。近年では『アメイジング・スパイダーマン』にも出演しており、既に数々の作品に多数出演しています。
『フッド:ザ・ビギニング』では相棒役として登場!
マリアン: イヴ・ヒューソン
役:ロビン・フッドの恋人。
アイルランド出身の女優で、2015年の映画『ブリッジ・オブ・スパイ』に出演。100人以上の候補者の中から、イヴ・ヒューソンがマリアン役に選出されました。
ノッティンガムの代官: ベン・メンデルソーン
役:悪代官。ロビンを捕まえようと付け狙う。
『ダークナイト ライジング』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』など数々の有名作品に出演している実力派俳優で、『キャプテン・マーベル』ではタロス役で登場。
今回は完全に悪役ですが、どんな演技をしてくれるのか楽しみですね♪
映画『フッド:ザ・ビギニング』の評判
気になる評価ですが、米アマゾンのレビューでは★3.9となっており、高評価と低評価がくっきり分かれています。
- 題材が好きだから楽しめた
- 弓術のアクションは素晴らしい
- 続編が出てほしい
- 中世/ファンタジーが好きな人におすすめ
- これまでと違って斬新
- 演技は良かったけどセットや衣装が悪い
- 安っぽい
- 短かった
- 名前以外はロビン・フッドと関係ない
- 悪役に深みがない
全体的には「演技については信じられない部分もあったけど、概ね良かった」という感じの感想が多かったです。
日本での評価はどうなるか予測できませんが、予告編を見る限り、物語をよく知らなくてもこの手のアクション・アドベンチャー好きならなんとなく楽しめてしまいそうですね。
「ロビンフッド」はどんな物語?
「時は来た」
┏━━┓ ┏━━┓
表の顔は 領主 裏の顔は 盗賊
┗━━┛ ┗━━┛
二つの顔を持ったヒーローが
敵も味方も、
鮮やかに大胆に欺く❗️#タロン・エガートン 主演
『フッド:ザ・ビギニング』
10月公開🎬#フッド・ザ・ビギニング
\特報映像解禁/ pic.twitter.com/yaxzZ4kcle— 映画『フッド:ザ・ビギニング』 (@HoodMovieJP) June 16, 2019
実際のところロビン・フッドとはどのような人物だったのでしょうか?
彼が実在したという史実を裏付ける資料が存在しない為、現在伝わる物語はあくまで伝承と考えられています。
有名な「ロビン・フッド」物語のあらすじとモデルについて、簡潔にまとめてみました。
物語のあらすじ
12世紀後半のイングランドでは勇敢な王・リチャード1世(獅子心王)が国を治めていましたが、リチャード1世は第3回十字軍の遠征に参加したため不在期間が長期化してしまいます。
そこに付け込んだリチャード1世の弟・ジョンは滞在していたフランスからイングランドへ帰還、国民から重税を取り立て国王のごとく振舞うように。
ジョンの悪政たまりかねた人々はアウトローとしてノッティンガムにあるシャーウッドの森に集い、悪代官から私財を奪い貧しい人々に分け与える正義のための略奪を始めました。
その集団のリーダーがロビン・フッドで、その後も数年にわたり活躍を続ける・・・というのが物語の大まかなあらすじです。
わかりやすい勧善懲悪系のストーリーで、アクション要素もあり映画の題材としてはうってつけですね。
ロビンフッドのモデル
ロビン・フッドは一般的に「緑色の服を着た弓の名手で、イギリスのシャーウッドの森に潜む義賊の首領」というキャラクター付けをされています。
この設定がいつ頃確立したのかはっきりはしていませんが、13~14世紀の文献で「Robin Hood」という名が散見されるため、この頃には既に伝説が形作られていたようです。
ロビン・フッドのモデルは11世紀に活躍したヘリワード・ザ・ウェイク(Hereward the Wake)といわれています。
ヘリワード・ザ・ウェイクは1066年のノルマン・コンケストによって領地を追われたサクソン人(デーン人とも)貴族の一人で、アウトローとしてノルマン人に抵抗したと伝えられています。
また、用心深い人物であったようで「注意深い」、「油断しない」という意味の「ウェイク(Wake)」というあだ名が付けられています。
『フッド:ザ・ビギニング』で描かれるようにロビンが領主兼義賊というのは完全に創作のようですが、ちゃんとしたルーツがあるわけですね。
ヘリワードの他にも、ギーノ・ディ・タッコというイタリアのアウトローの伝説が加えられた節があり、複数人の要素が絡み合って「ロビン・フッド」が生まれたと考えられています。
イメージは人それぞれだと思いますが、私はディズニーアニメ映画『ロビン・フッド』のイメージで固定されています。
まとめ
映画『フッド:ザ・ビギニング』の公開予定まであと4か月ほどですが、日本語公式サイトではこれからもまだまだ続報が続きそうです。
レビュー等の情報を確認する限り、今回の映画で描かれるストーリーは伝統的な物語と少し異なっているようです。
原作を実写化した作品は既に多数あるので、あくまでエンタメとして見るのであれば十分楽しめるのではないでしょうか。
※こちらの記事は随時更新する予定です。